忍者ブログ
  • 2025.05
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2025.07
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2025/06/08 15:51 】 |
小説不規則更新のお知らせ
本日の更新


* 余市日夏の銀魂たわごと更新
    /留萌+余市(一件)



いつも覗いてくださり、ありがとうございます。
小説の更新は毎週土曜日夕方を心がけていましたが、諸事情により、これから5月末頃まで更新が不規則になります。
時間が取れたら土曜日以外でも更新します。
もしかしたら6月までゼロ更新かもしれません、細かい予定が立たず申し訳ありません。


留萌さんツイッター頼みの「銀魂たわごと」は日々更新できると思います。
おつきあいいただける範囲でお立ち寄りいただけると嬉しいです。


拍手[5回]

PR
【2012/04/14 17:40 】 | 更新のお知らせ | 有り難いご意見(0)
カンタンに持ち直す
本日の更新


* 余市日夏の銀魂たわごと更新
    /留萌+余市(一件)



なんかウツウツと考えてたら、なんとなく周りから優しい方たちに温かい視線を送ってもらえてる気がして、どんだけ構ってちゃんなんだろう私…とうなだれつつも、口の端っこが笑ってたりしてます。ありがとうございます。


銀魂カードINいちごウェハースを購入。スペシャルカードをゲット!声優さんの台詞がダウンロードできるとのことだったのでシリアルナンバーを入力したら「すでに入力されてます」。
どういうこと!?
今日買ってきて今入力したんですけど!
既に誰かが入力してたってわけ!?そんな!!私の権利は!?すっぺしゃるカード引いたんだよ!?
その勢いのままバンダイナムコのお問い合わせにメール送信。そしたら丁寧な返信が来て、「たぶんそれでダウンロードできる状態だと思うので、目的のブツをダウンロードしてみて?」という旨。

「はあ?じゃあこの入力されてますってのは、『もうダウンロードできるよ』って意味?つーか私はその操作の続きでダウンロードボタンを押せば良かったわけ!?」と焦って確認。ダウンロードできました。近藤さんのお妙さんへの愛を叫ぶ台詞が(笑)

バンダイナムコさんへはお礼のメールをさせていただきました。お手数おかけして申し訳なかったです。

銀ちゃんのカードは超欲しかったけどゲットできませんでした。春のせいか競争力も落ちてる私。
でもいいんだ、毎週空知先生の描きおろしの銀ちゃんに会えるから。
来週月曜日がものすごく楽しみ。




右下に拍手レスがあります。




拍手[2回]

【2012/04/13 22:51 】 | 更新のお知らせ | 有り難いご意見(0)
めげてもいいよね
本日の更新


* 余市日夏の銀魂たわごと更新
    /留萌+余市(一件)



春のせいか、アニメ終わったせいか、原作の展開が刺激的すぎるのか、気分的にへたばってます。

このブログの拍手数を表示するようにしました。
小説終わったらやろうと思ってたんですけど、なんかもう良い気がして(笑)。


拍手[2回]

【2012/04/12 17:46 】 | 更新のお知らせ | 有り難いご意見(0)
暖かくなりましたね。てか暑い。
本日の更新


* 余市日夏の銀魂たわごと更新
    /留萌+余市(一件)

* 銀魂ネタバレ感想更新
    /留萌+余市(一件)

パソコンは左、携帯は下のリンクから飛べます



バリバリの高銀派の留萌さんは坂銀も好きなんだそうです。
でも坂銀だと銀ちゃんがなかなか足を開かないんだよなぁ…(妄想の中で)。
とか爆弾な発言をしてくれてます。
春ですね。


拍手[1回]

【2012/04/10 18:49 】 | 更新のお知らせ | 有り難いご意見(0)
おかげさまで

本日の更新


* 余市日夏の銀魂たわごと更新
    /留萌さんの萌言(一件)

* 銀魂ネタバレ感想更新(計2件)
    /留萌+余市(一件)
    /留萌(一件)

パソコンは左、携帯は下のリンクから飛べます


留萌さんのツイッターが流れてしまうのが残念なので、単行本感想や萌え言は「余市日夏の銀魂たわごと」へ、本誌ジャンプ銀魂感想は「銀魂ネタバレ感想」へ載せさせていただくことにしました。余市も便乗して萌えたり突っ込んだりしています。よろしかったら覗いてみてくださいね。


お知らせです。
先日更新した51話を一箇所訂正しました。
細かいところが気になる方はざっと眺めてみてください。
源外とお登勢さんの会話の部分です。


いつも見ていただいてありがとうございます!
おかげさまで精力的に高銀に萌えさせていただいています!


 

拍手[2回]

【2012/04/09 18:46 】 | 更新のお知らせ | 有り難いご意見(0)
第51話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

本日の更新

* 高銀第51話更新(ここ)1件
* 余市日夏の銀魂たわごと更新(一件)/パソコンは左、携帯は下のリンクから飛べます
* 銀魂ネタバレ感想更新(一件)/パソコンは左、携帯は下のリンクから飛べます



*  高銀話です(連載中)


第51話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

 

 

「お登勢よぅ…俺りゃ間違ってねぇよなぁ」

カウンターに酒を抱えこむようにして源外が潰れている。

「世の中どんどん物騒になってきてやがる…俺りゃ息子みてぇな連中に、こんな馬鹿げた体制の中で、あたら若ぇ命を散らしてほしくねぇんだ」

「まったくしょうがないね、この酔っぱらいは」

お登勢はカウンターの向こうで煙草片手に腕組みしている。

「お尋ね者のくせにさんざん飲み散らかして。若いモンの前に自分の腰が立つか心配しな。警察が踏み込んできたら自分が命散らしちまうよ」

「心配いらねェよ、その警察から貰ったのが今日の飲み代だ」

がはは…、と自棄な笑いを吐き出す。

「銀の字がよぅ、結婚だと! 幕府おかかえの公務員サマとよぅ。俺りゃアイツにはテメーの息子の分も幸せになってほしくてよぅ…」

「ホントなのかね、あの話」

お登勢は、ふーっと煙を上に向ける。

「アイツがなんの一言もなく出ていってそのまま結婚だなんて。あたしにゃ信じられないよ」

「本当に決まってるデショウ、ワイドショーはその話で持ちきりデスヨ」

キャサリンが横から口を挟む。

「好きな男と結婚するためにオンナになるなんて並みの覚悟ではできまセンヨ、いくらあのアホが甲斐性のないゴクツブシでも、今度ばかりは本気なんじゃないデスカ?」

「上は空き家になっちまったのか。あの嬢ちゃんはどうした?」

「そのままさね」

お登勢が嘆息する。

「荷物も子供もそのまま。家賃は払うから引き続き貸してくれって真選組から連絡があったよ」

「どういうこった?」

「ワケありみたいだね。こっちもすぐ借り手がつくわけじゃなし、話を呑んだけど。子供に良い状況じゃないことは確かだよ」

以前、銀時が記憶を亡くして不在だったときの万事屋を思い出す。

「様子を見て、目に余るようならキッチリ話をつけにいくさ。…もっとも、いま上には神楽も新八も居ないんだ。新八は行方不明、神楽は真選組に保護されてる。犬も寂しいだろうよ」

「犬は元気でしタヨ」

キャサリンがぼんやり告げる。

「様子を見に行ったら水もエサも換えてあって、一人でクウクウ寝てましたカラネ」

「真選組の連中が世話に来てるんじゃないかい」

お登勢は渋い顔で上を窺う。

「来てるなら顔を出して事情のひとつも説明していきゃいいのに。こっちはまるっきり蚊帳の外だよ。お役所仕事っていうのかねぇ」

「なんだ、オメーに正式な話も無ぇのか?」

「ただの大家と店子にそんなものあるわけないだろ、よしとくれ」

気がかりそうに顔を顰める。

「ただ…あの子が女になんか成りたがるかね。電話に出せって言っても出さなかったし、組があの子を抱えこんで無茶なことやらせてるんじゃないかって疑っちゃいるのさ。あの子も…いろいろあるからね」

「ははっ、ありゃ攘夷派でもっとも過激な大将の恋の片割れだからなぁ」

源外の口は酒でよく回る。

「幕府に目をつけられて真選組に鎖で繋がれちまうのも道理だろよ。だがなぁ、俺りゃそれを逆手にとって安楽な暮らしを手に入れるのも悪かないと思うぜ」

くい、と盃を干す。

「アイツはもう十分戦ってきた。ここらで羽を休めさせてやりてぇ。ましてや目があんなことになっちまったんだ、今度はアイツが誰かに護ってもらう番だ。大将は反体制、銀の字はそれに組みしねぇとなりゃ、真選組の懐に入っちまうのが一番安全だろ」

「アンタねぇ…寝ぼけたこと言ってんじゃないよ」

お登勢は呆れたように眺める。

「若いモンがそんな年寄りの繰り言みたいな勧めを聞くわけないだろ。だいたいアンタ、若いころ他人の忠告になんか耳を貸したのかい」

「…聞くわけねーだろ、そんなカビの生えた不味そうなもん」

「だったらアンタの役割は若いモンに保身を図らせることじゃないだろ。なにが正しいかなんて誰にも言えやしないけど、少なくとも…」


お登勢が言いかけたとき。

つけっぱなしのテレビが知った顔を大写しにしてきた。

『特集です!真選組副長の土方十四郎さんが今週、めでたく意中の人とゴールイン!』

リポーターの後ろに土方、そして銀時の顔写真が並んでいる。

『ということでワタクシ、真選組屯所に突撃リポートしてきましたぁ!今夜はそちらを御覧いただきましょう!』

源外もお登勢もなんとなく視線をテレビに向ける。他に客はなく、時間も過ぎたためキャサリンが暖簾(のれん)を仕舞いに立ち上がる。

『喧嘩するほど仲がいいと言いますが、お二人は会うと喧嘩するような間柄ということで、なんと御相手も男性の方なんです』

いまさらの情報を真面目な顔で説明する。

『男性同士の成婚はときどき見かけますが、今回特別なのは御相手の方が副長さんと結婚するために性転換、つまり女性になってしまおうという熱愛ぶりなんです!』

画面が録画映像に切り替わる。真選組屯所の正門が映り、ついで丁寧に手入れされた風情の良い庭へとリポーターが進んでいく。

『こんにちはー!』

花野アナが庭にいる二人に駆け寄っていく。

『すみませーん、大江戸テレビの者ですが!土方副長さんと婚約者の方ですよね!?お話伺えますかぁ?』

『なっ、んなっ!』

銀時は腕で顔を隠すと身を翻して背を向ける。

そのままカメラから逃げるようにヨロヨロ歩いていく。

『その反射板をどかせッ』

土方が撮影スタッフに手を翳す。

『眩しいんだよ、こいつは眼が悪ぃんだ、ギラギラしたもん向けるんじゃねぇ!』

『えっ、どこかお悪いんですか!?』

『だから眼が悪いつってんだろがァ!』

『…ぐぎゃっ!』

銀時が画面奥でコケる。庭石と立木の間につんのめって倒れこむ。

『ぎ、…万事屋っ!?』

土方が走り寄って倒れた相手の傍らに膝をつく。

迷いもなく抱き起こすとカメラから庇うように銀時の頭を自分の胸に抱きこんだ。

『婚約者の方は目をお怪我されたようですね。なにかあったんですか?!』

『先ごろ怪人に襲われてな。目を傷めた。安静にしなきゃならねぇ。悪いが撮影は向こうで、俺一人でやってもらえねぇか』

『あ、これ包帯だったんですね? 黒いからなんだろうと思ったんですが』

回りこんで銀時の顔を映し出す。

『じゃあ性転換は?まだされてないようですが、もしかして中止なんてことは無いですよね?』

『ちゅ、中止にできるもんなら中止して…』

『予定通り式当日に施行する』

銀時の呟きを遮って土方が告げる。

『遅発性の副作用で寝込むことがあるんだとよ。薬を使った初日なら、まだ副作用は出ないだろうから式当日にしろって医者には言われてる』

『わぁ、そうですかあ、楽しみですね~!』

花野アナは銀時にマイクを向ける。

『黒い包帯って珍しいですよね。もう屯所の中の新居にお二人で住んでらっしゃるそうですが、もしかして副長さんとそういうプレイで遊んでたりするんですか?』

『んっ、んなわけっ…』

『プライベートについて話すことは何も無ぇ』

土方は身体で銀時を隠す。

『こいつの準備があるんで当日は遅めの開始になる。中継は昼すぎになるぜ』

『その前に性転換の実況がありますんで私たち朝から入りますよ?』

『ふざけんな。そんなモン許可した覚えは無ぇ』

土方が花野アナと撮影クルーを睨む。

『大体、ここは立入禁止だぜ。誰に断って入ってきた?』

『広報の方です。屯所内どこでも撮影していいって言われてますよ。お二人の新居にもお邪魔していいですかぁ?』

『警備上の問題がある。そいつぁお断りだな』

眼光鋭く言い放ちながら、銀時の身体を支えて立たせる。

『大丈夫か?』

『あ…うん、』

銀時は土方に向かって俯いている。

『俺がぶつかったの、なに?』

『松の木の根本のデケェ石だ。その先に灯籠があったんだぜ、危なかったな』

『なんか…よく見えなくてよ…』

『気にすんな。きっとそのうち見えるようにならァ』

小声で言い交わす二人を見守る花野アナ、でVTRは終了となる。

画面変わってスタジオ、笑顔で祝福ムードのコメンテーターたち。


『というわけで、とってもアツアツムードのお二人なんですよ~!』

『あの包帯は本当に副長さんの趣味じゃないのかな?』

『新居にはカメラは入れたんですか?』

『実際にああいう包帯が眼科で使われてるそうなんです。眩しいときに目元を安静にするのに効果があるらしいんですね。けして怪しいグッズとかではありません(笑)』

『怪しいな~!』

スタジオに笑いが起こる。

源外とお登勢は画面から目を離して向き直る。

「銀の字…微妙に嫌がってなかったか?」

「微妙じゃないね。どっからどう見ても嫌がってたよ」

「じゃあなにか。あいつは嫌がってるのを無理やりオンナにされちまう、ということか」

「らしいね」

「そりゃ、あんまりな話じゃねぇか。男がオンナにされるなんざぁ、とても普通じゃねぇ」

「やっぱり脅されてんのかねぇ…」

お登勢が眉をひそめる。

「脅しに屈するような子じゃないし。真選組だってあの子を脅すようなタマにゃ見えないけどね」

「まいったな。こりゃ素直に祝福なんざしとる場合じゃねぇ」

「ちょいと。どうする気だい」

「いまさら罪がひとつふたつ増えたところで、この老いぼれには関係ねぇよぅ」

「助けに行くってのかい?」

「息子ばかりか、銀の字まで幕府に持ってかれちゃたまんねーからな」

「お待ちよ。どうにも裏がありそうじゃないか」

お登勢が諌める。

「事情も知らず余計なことしてあの子を窮地に追い込んだら目も当てられないよ」

「悠長なこと言ってる場合か、オンナにされちまうんだぞ!」

「ああ? 女のなにが悪いってのさ」

じろり、お登勢に睨まれる。

「男だろうが女だろうが、あの子はあの子だろ。動くなって言ってんじゃない、ちゃんと事情を確かめてから有効な手を打たなきゃしょうがないだろって言ってんだよ」

「事情を確かめるって言ってもなぁ…」

「アンタ、真選組にツテがあるんだろ。さっきそんなこと言ってたね」

「ツテって言うか、」

「そっから探りを入れたらいいだろうさ」

「探りもなにも…俺にカラクリ依頼してきたのは銀の字と祝言あげようってぇ兄ちゃんだけどよぅ」

源外は毛のない頭を掻く。

「なーんか銀の字のために必死でよ、あの兄ちゃん…とても謀り事してるようにゃ見えなくてなぁ」

「そりゃ…どうしたもんだろね」

お登勢も言葉に詰まる。先刻もテレビに映し出された二人、その銀時の相手にはわずかながらお登勢とも面識がある。

「ま…、あの子と添いたいなんて言ってる奇特な人間なら、悪い男じゃないと思うけどね…」

「暗闇と怒号の戦場」

源外は口の中で独りごちる。

「恐怖と疲労にずっしり重てぇ視界の中に、そこだけ重力から解き放たれて翻る白装束…それがテメーらの希望だと。テメーらの大将の拠りどころだと…お前は言ってたんだってなぁ、…三郎よォ…」

「アンタの息子さん、…良い働きをしたそうだね」

お登勢はカウンターにうなだれる源外を見つめる。

「銀時とよしみを結んだ男のもとに居たんだって? アンタがその男と銀時を気に掛けてるのは分かるけどね。惚れた腫れたの世界に他人が首つっこめるもんじゃないよ。せめてあの子が自分で人生の選択ができるよう、見守ってやるのが年寄りにできる精一杯の役目さね」

そのときだった。

ガラリと店の引き戸が開かれる。

「お、お登勢サン…!」

押されるようにキャサリンが暖簾を持ったまま店の中へ舞い戻ってくる。

お登勢、源外も顔を向けて戸口を見る。

そこに数人の人影、先頭にいるのは派手な着物を纏った隻眼の男。

「もう店は仕舞いかぃ?」

薄い笑いを浮かべて二人に尋ねる。

「なかなか良い店じゃねェか。よかったら俺にも一杯飲ませちゃくれねーか?」

「あんた…、」

源外が気圧されたように身を引く。

「なんでここに…!?」

キャサリンはカウンターの中へ逃げこんでくる。

お登勢は高杉とその後ろの男たちを、目を細めて見据える。

テレビ画面が繰り返し銀時の結婚を伝え、出演者たちは便乗ネタを連発して騒いでいた。

 

 

続く

 

 


拍手ありがとうございます。
心の支えにさせていただいてます。
この感謝を更新の力に換えてがんばります!

 

拍手[6回]

【2012/04/07 18:18 】 | 気を引いても虚ろな世界(高銀) | 有り難いご意見(0)
4/5拍手レスです
体調悪いですけど、何回本誌ジャンプ銀魂を読み返したか解りません。

空知先生をたくさん応援したい…!ファンメールとか送れば気が納まるんでしょうか。でもあのそれってただの迷惑メールに過ぎないカンジですよね。

普段好き勝手萌えを振りまいてるのに、先生にファンメール送るとかになったら、正面から正攻法アプローチできないさっちゃん状態な予感。


ところで銀魂最新刊、ご覧になりましたか!?励まされる会で励ましちゃうのが空知先生クオリティですよね。




右下に拍手レスがあります。


拍手[2回]

【2012/04/05 18:30 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
第50話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

*  高銀話です(連載中)


第50話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

 


「なァ、万事屋。少し歩かねぇか?」

銀髪に顔を埋めて口付ける。

「屯所の中…、間取りや隠し通路も。お前に教えておきてぇ。オメーにはもうその権利がある」

「ん……いいけど」

銀時は包帯の上から眼を押さえる。

「俺、見えないし。たぶんなんにも覚えらんねーかも」

「武士は一回通った場所は体で覚えてんだろ?」

「う…、あ、あれは…、」

銀時は頬を赤くする。

「人に運ばれるなんて御免こうむりたかったし…、」

「みたいだな」

「なんで知ってんだよ」

「運ばれてる最中、そう叫んでた」

「…う~、いろいろとあんだよ」

銀時は横を向く。

笑って土方は銀時を抱く腕をゆるめると、銀時を連れて座敷を出ていく。

当日式場となる広い座敷や、続き部屋、控え室、あらゆる通路などの確認をしながら、ゆっくりした足取りで銀時を案内していく。

「この場所は、初めてじゃね?」

ふと銀時が顔をあげる。

母屋から庭へ降りたときだった。

「こんなとこ、あったっけ?」

「ああ。こりゃ非公開の中庭だな」

土方は銀時に草履を履かせる。

「当日は茶席を設けて客人に散策してもらう予定だ。庭師を入れて整えてる近藤さん自慢の庭で、通常は隊士も立入禁止だ。お偉いさんの接待に使ってるんでね、踏み荒らされるわけにゃいかないんだよ」

「いい匂いがする」

くんくん、鼻を効かせる。

「なんか花咲いてるよな?」

「あぁ、…白い花が咲いてる。匂うか?」

「葉っぱとか樹のニオイもする。池もあんの?」

「あるぜ」

「音がする。池の周りに樹が配置されてんだろ。見えたら見事だろうな」

「見えねェのに樹の配置まで分かるのかよ」

「んー、半分は勘だけど」

銀時は見えない眼で庭を見回す。

「なんつーの? 肌に感じんだよ。風が流れてくる間隔とか。湿った空気の方向とか。コウモリの出す超音波みたいな理屈じゃね?」

「オメーは眼が見えなくても他の感覚で補えるんだな」

土方は苦笑する。

「場数が違う…、か」

「そんなことねーよ。オメーらとたいして変わらねーって」

「そりゃどうも」

母屋と池、そして高い塀に囲まれた広い庭。

塀を越えて届く風にそよぐ銀時の髪に土方は目を細める。

「…オメーに聞きてぇことがある」

「ん。…なに?」

「まだ入院してたとき、病室でオメーが布団から手を出したんだけどよ」

こちらを見もせず風に吹かれてる銀時に、覚えてるか?と尋ねる。

銀時は解らない顔をする。

「そんなことしたっけ?」

「したよ。オメーは手ぇ振ってきた」

「…んー、覚えてねェな。それがどうかした?」

「ああいうとき、オメーはその手をどうされたいのか、聞きてぇと…思ってな」

「どうって…」

銀時は面倒臭そうに顔を背ける。

「そんなん、オメーの好きにすりゃいいんじゃね?」

「俺は、オメーの望むことをしてやりてぇ」

「だったら俺のして欲しいことすりゃいいじゃん。イチゴ牛乳掴ませるとか。チョコレート握らせるとか。パフェのひんやり感で驚かすとか。いろいろあんだろが」

「オメーは…」

つまらなさそうに土方は嘆息する。

「甘いモンのことしか無ぇのかよ」

「じゃあオメーはそういうとき、どうされてーの?」

むこうを向いたまま銀時が問う。

「俺に向かって手ぇ出して、俺になにしてほしい?」

「あ、…」

土方は状況を想像して絶句する。

もし、これが逆だったら。

自分が銀時に手を差し伸べたなら。

─── …手を、握ってほしい

    お前の手を、能うかぎり強く触れて感じて安心してぇ。

    伸ばした手を、いつでも聞かなくても握り返してくれ…

「ほれみろ」

銀時が黙りこんだ土方を笑う。

「別にこれといってやってほしいことなんて無ぇだろ?マヨネーズ握らせるくれーしか」

「高杉だったら」

思うより先に口に出していた。

「傍に高杉がいたら、オメーはどうされたかった?」

「なんで高杉」

銀時は憤慨したように口調を乱す。

「それがこれから祝言あげようって相手に聞くことかよ」

「いいから答えろや」

「なんでだよ」

「たんなる興味だ」

「そんなのに答えたくねーし」

「拒否権は無ぇつっただろ」

「えー、なんで拒否権?」

「言えよ」

語気を強める。

「それとも、俺に言えないようなことすんのか」

「しねーよ! たぶん…、」

「それとも、オメーも解らないんじゃねぇのか。高杉の考えなんざ」

「…んだよ、うっとーしい」

銀時は不快を露わにする。

と、同時に根負けする。

「ああもう、言うけどよ…、言った方がめんどくさくねーんだろ?」

ぶつぶつ言いながら口を尖らせ、それでも告げるのを迷った末。


「高杉は…きっと、俺の手に触らせると思う」

銀時の唇が開いてそれを告げる。

「アイツ自身の手を」


静かに、銀時は笑ったように思えて土方は思わず銀時を見る。

銀時は風を向いたまま口を噤んでいる。

知らず見開いていた目を、土方は伏せる。

その口元は苦しく歪んだ笑みを乗せていた。

─── そうか

    オメーは高杉を

    高杉はオメーを…互いに知ってんだな

    互いがなにを望むか…それを疑いなく差し出すことも


「あの…よ、」

銀時が手を動かす。

「そんなのどうでもよくね? オメー、俺を娶るんだろ。これから時間いっぱいあるし…好きな菓子のこととか…その、煙草やマヨネーズの銘柄もよ、少しずつ教えてくれりゃ…、」

見えない銀時の手が土方の在り処を探す。

その手を取ろうと土方が踏み出そうとしたとき。


「すみませーん、大江戸テレビの者ですが!」

中庭に撮影クルーを引き連れた花野アナが駆け込んできた。

 

 続く


拍手ありがとうございます!
コメントへのお返事は後日させていただきます。

 

拍手[7回]

【2012/03/31 16:50 】 | 気を引いても虚ろな世界(高銀) | 有り難いご意見(0)
ツイッターのお知らせ
小説更新するする詐欺決行中。…すみません

昨日(3月26日)はアニメ銀魂最終回でしたね。
あのさんの12時間耐久ツイッター応援で余市と留萌もツイッターしてみました。
当サイトの目次ページからつなげましたが、このページからも紹介させていただきます。
(クリックでツイッターページに飛びます)


【両方ともジャンプ銀魂ネタバレを語ってることがありますのでご注意を!】

留萌さんツイッター https://twitter.com/#!/rumoihideharu

余市ツイッター https://twitter.com/#!/yoiti69


良かったら覗いてみてくださいね!
どちらもフォロー、リフォローご自由にどうぞ。



肝心の小説更新の件ですが、なんだか週末になりそうです。いつもの土曜日です。
実は昨日のアニメ銀魂最終回なのをすっかり失念してたんです。
それからジャンプ本誌銀魂の展開もさっぱり予想してなかったんです。
あの展開はアレでしょう、動揺と喧騒と乱舞でしょう。
そういうわけで、更新できない責任転嫁しつつ、ごめんなさいです。
また週末にでもお立ち寄りいただけると嬉しいです!


右下に拍手レスがあります。

拍手[2回]

【2012/03/27 17:03 】 | 自分のこととか | 有り難いご意見(0)
第49話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

*  高銀話です(連載中)


第49話 気を引いても虚ろな世界(高銀)

 


「なめらかでハリがあって、ものすごく頼りねェ…」

銀時は衣装の布地を掴む。

「とても触りなれた紋付の手触りじゃないんですけど」

「そうか?」

「ま、まさかたァ思うが…これ、コレ何?」

「白無垢だけど」

「しっ…しろむくぅ!?」

銀時は手を離して後退る。

「なんで白無垢?俺が白夜叉だから?白つながりで手のこんだ嫌がらせですかァァ!?」

「そうじゃねぇ!そうじゃねぇからその名称を出すなァァ!」

「じゃあなんで白無垢?白無垢ってアレだろ、祝言のとき花嫁さんが着る礼服だろ?なんでコレが用意されてるわけ?」

「オイ、危ねぇぜ?」

「んあッ…!」

見えないまま衣装から離れようと後退る銀時を土方が引き戻す。

銀時は畳の上で何かの布地を踏んづける、と同時に背中に別に掛けてある着物が触れた。

「こっちにも着物…? なんだ、こっちが本命の紋付かよ?」

「いや違う。それも白無垢だ」

「白無垢? てことは、予備か。2着用意してんの、なんのために?」

「2着どころじゃねェ。ここには各サイズの白無垢を10着以上取り揃えている」

「じゅ、10着ぅ!? なんでそんなに用意してんの、ここは白無垢バーゲン会場かよ!?」

「だってオメー、当日オメーがどんな大きさになるか解らねぇだろ?」

「………はい?」

銀時は土方の腕に掴まったまま聞き返す。

「言ってる意味が分かんないんだけど」

「当日オメーには薬を飲んでもらう。そしたら体型も変わって、さぞこの白無垢が似合うことだろうよ」

「あの…あのぅ、それは…、」

銀時は片頬あげて引きつる。

「やっぱ、女体化…的な?」

「拒否権は無ぇぜ」

「だっ! ま、ちょ、でも、あのやっぱあ、ああ、アレだ、オメー俺を愛してないのかよっ!」

銀時は土方に顔を突きつける。

「愛してるんならこのまんまの俺でいい筈だぜ、俺がオンナにならなきゃ愛せねーっつうわけェ!?」

「アホか。愛してるよ」

「ん、…んがっ!」

銀時は言いかけた口を中途半端に動かす。

「んじゃ、…んじゃあ、このままで良いだろーがっ!」

「お偉いさんの前で同じ体格の野郎二人が祝言じゃ、カッコつかねぇんだと。こりゃ上からの命令だ。近藤さんが受けた。変更は無ぇ」

「なっ、………なんだよそれ! なにが命令だ、受けた、じゃねーよっ! 見損なったぜこの、…大バカヤローがぁ!」

怒りと焦りの入り混じった声で銀時がなじる。

「おっ、…おまえはっ! 『上からの命令』だけで、俺をオンナにしようってのか!? 俺の意志とか、人権とか希望より、そっちが絶対なのかよ!?」

土方の隊服を掴んで揺り動かす。

「結婚前からこれじゃ先が思いやられるぜ、テメーら『上』にゃ逆らえないんだろ?『上』が俺の手足斬れって言ったら斬るのかよ!? こりゃそういうこったろが!」

「『上』の命令だけじゃねーよ」

土方が言い放つ。

「お前がそうなった方が都合がいい。俺たちゃそう判断したんだ。お前に以前のような戦闘能力がないと知れ渡れば無駄にお前を戦場へ引っ張り出そうとする連中が仕掛けてこねーで済むだろ」

銀時を見下ろす。

「テメーは裏を守ってろ。ガキの世話して、隊士の面倒見て、真選組を支えてりゃいい」

「……ぐッ、」
 
隊服の襟を掴みあげる。

「テメー…俺を本気でオンナにするつもりか…」

「オンナどころか、下手すりゃガキになっちまうかもしれねぇな」

平然と土方は皮肉な笑いを浮かべる。

「地球人だと年齢設定ができないんだと。適齢期以前の年齢に戻っちまうこともあるらしい」

「…っ、」

「どんな大きさになっても当日は式を挙げて娶ってやる。ロリコンの誹(そし)りでもなんでも受けてやらァ。さすがに幼児用の白無垢は無ぇがよ、チャイナ娘くれーのサイズからなら用意してあるぜ」

「ろっ…ろりこ…、……っそこまでするかァ!?」

「悪いようにはしねぇよ」

悲痛に叫ぶ銀時を土方は抱き寄せる。

「オメーがえらく若返っちまっても、俺たちが全力で護る。もうオメーは刀を握る必要は無ぇんだ」

「そいつぁ御免だな、護られるなんて性に合わねェ」

銀時は腕を突っ張る。

本気でないそれを土方が強く抱き締める。

「たしかに…隊士全部あわせてもオメー1人の戦闘力に匹敵するかどうかかもしれねぇ。けどな、テメーがたった一人で戦ってきたもんを、これからは俺たちが支える。共有してぇんだ。お前の敵は、俺の敵なんだよ」

「あの…悪いけど、オンナになって若返っちまっても俺の方が強いと思う」

「……うるせぇ」

「戦力で考えんならさァ、誰か代役立てて俺の代わりに…」

「オメーを見に来んだよ」

銀時を抱いた腕に力をこめる。

「お偉いさん方も。『岡田』も。攘夷浪士たちも。往年の白夜叉の健在ぶりを…または無力化されたさまを愉しみてぇんだ。オメーじゃなきゃ意味が無ぇ」

「なんでお偉いさんが? 俺のことなんざなんにも知らねーだろ?」

「戦争末期に活躍した攘夷の英雄、それだけで十分なんだよ」

「見世物かよ」

「まあ、そうだな」

攘夷軍の英雄が、田舎の俄(にわか)侍の手に堕ちて封じられる不遇をな、とまでは土方は言わず噛み殺す。

銀時は、嘆息して力を抜く。

「『岡田』…てか、新八は来んの?」

抱かれるまま隊服の胸に顔を当てる。

「追っ払う算段はできてんだろうな? お偉いさんの前だからって仕留めるとか、重傷負わせるなんて余興になったら許さねぇ」

「備えはしてる。『岡田』の戦闘力は超大だ」

銀時の髪に手を添える。

「鬼兵隊も来るだろう。お偉いさんの前で失態は犯せねぇ。客人に怪我でもさせたら俺たち全員の首が飛ぶ」

「テメーらの首、つなげとくためにも…」

銀時はうっすら笑う。

「祝言は無事、お客に満足のいくよう終えなきゃならないってわけか。不興を買うわけにゃいかねーもんな」

 


続く



拍手ありがとうございます!
ものすごく、心身ともに嬉しいです!!体調もよくなりがちです!
もうちょっと先まで載っけるつもりだったので、近く更新できたらいいなあ…今夜は無理だけど!

右下に拍手レスがあります。
 

拍手[8回]

【2012/03/24 16:41 】 | 気を引いても虚ろな世界(高銀) | 有り難いご意見(0)
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>