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* 高銀話です(連載中)
「○○プレイあります、閲覧注意」とか詳しい注意書きを必要とされる方は、お読みにならないでください。読まれる場合は自己責任でお願いします。 人間の腕に抱かれて、銀時の肌が異を唱える。掴み方が、指の当たり方が、力の篭もり方が違う、と不快気に文句を言う。 だが、それも一瞬だった。 味気ないカラクリに弄りまわされていた身体に、やっと人間の皮膚の温度が触れてきたのだ。幸い視覚は塞がれていて何も見えない。 これが恋しい高杉で、なんの都合が悪い?高杉にしてしまえと淫欲が囁く。 「たかすぎ…、」 恋しい相手を確かめようと動かない手に力を籠める。 「…んぁ、なにっ…焦らしてんの? この、クソバカっ…」 力の抜けた悪態が口から出る。 「テメーは、…こっちが、はァッ、…痛ェぐれぇが、いんだろがっ…ん、くっ…」 高杉にしか向けない難癖という名の甘え。 「…んっ、のろくせーよ…ッ、…いつもみてーに、…てきぱき入れろテキパキ…ぁあっ…、」 『クク…、熱い愛欲の味は気に入ってもらえタようだね…』 男の身体が銀時に重なっていく。 『そうサ、俺はあの人だよ。雑作もなくアンタに愛される存在』 手の指が銀時のペニスを触手ごと握りこんで、ゆるく扱きはじめる。 『ありったけ…愛しておくれ、白夜叉ァ…、この俺ヲ…』 「あっ…、ぁあぐッ!」 注入液で敏感になった内部を、膨れ上がった触手が一斉に擦りあげる。思わず締めてはもっと奥へ受け入れようと緩んだ穴の横から更なる触手がめりこんでくる。 「ひぅッ、ぁうぁぁあッ!」 入ってるのに、もっと広げて求めようとする高杉の欲求に、腰から背骨へジン、と痺れが這いのぼる。 胸はたえまなく弄りまわされ、触手の吐いた液体を乳首にまぶされながら噛み立てられる。その痛みは火花を放ちながら芯の疼きにすり替えられていく。 触手に絡みつかれた亀頭は容赦なく擦りつづけられ、尿道口を開かされ、すでに中を愛撫している管づたいに注入液をそそがれる。 「んぁ、あっ、ぁッ、」 とめどない熱と欲が尿道から腹の奥、双の玉を駆り立ててどこまでも昇らされ、強烈な快感と同時に足りないと、物足りないと、身体の内側から飢えさせる。 「もっ、もッ、…ぁあーッ!」 触手に身体中を愛される。 膝を持ちあげられて左右に開かされる。 唇にキスが欲しいと、吸ってほしいと空気を吸う。 快楽が人の形をした熱の塊、それ以外の意識は銀時の心から溶けてなくなっていく。 「ぁッ…、たか、す…ぎっ…!」 触手がシュル、シュルと肌を撫でる。 巻きついていた本数が減っていく。 触手を引かせて高杉自身が人の形をとって銀時で満たしにかかるのだと、なんとなく察する。
─── 好きなのも 「お、前だ…、バカヤローッ…!」 『よく効ク媚薬だよ、本当に…』 笑う声が上から降る。 『さぁ…アノ人になろうねェ…』 ぐっと人間の手で両膝を分けられる。 さんざ触手が慣らしていたソコから一本ずつ抜けていく。 ペニスの根元に絡んでいる戒めだけが解かれない。 『一緒に逝くまデ、おあずケだよ』 ゆっくりと砲身を生身の手で撫でられる。 それだけで銀時の口から、あぅ…、と感じ入った吐息があがる。 『攘夷戦争のカリスマを…俺の汚い欲で犯すんダ』 触手の抜けきった、はくはくと挿れるものを欲しがって腰を動かす銀時の後孔に、人間の熱く勃ち上がりきった陰茎が押し当てられる。 『くだらない下っ端の雄が、栄光の白夜叉を穢すのサぁ…!』 「っ…、」 快楽に蕩かされる脳髄の片隅では解っている。 自分は体内に高杉でもなんでもないヤツの持ち物を突っこまれようとしている。
─── んだよ、栄光のって 「…ぅ、んぁ…っ、」 にもかかわらず、絶頂への到達をひたすら求める身体は、惜しげもなく『高杉』に縋って痴態をさらし、肉棒が命ずるまま達するだろう。
ぐっ、と喉を鳴らす。 尻に圧迫がかかる。 持ちあげられていた膝が、しかし急に下へ落とされる。 身体を戒めていた触手が、すべて同時に力を失って緩む。 精巧な動きをしていた一本一本が伸びるでも縮むでもなくボトボトと、ただの管に戻ったように床や身体の上に転がって停止する。 「……っ、?」 銀時は身体を開いたまま異変を伺う。 目を覆う幅広の触手は両眼に巻きついたまま動きを止め、あいかわらず視界は塞がれている。 相手の身体がガクンと揺れる。 すべての触手が、ペニスの根元を縛っていたそれさえ冷たいカラクリの紐と化して身体から剥がされていく。 ─── んだ、コレ…? いままさに挿入しようとしていた相手の気配が薄れて、自分から遠のいていく。
─── ちょ、なに? え、ウソ 「……っ!?」 冷えたカラクリ触手の残骸を絡ませた銀時の身体が、そのとき熱い手に引き起こされる。 紅桜の宿主に代わって銀時の膝を押し開き、火照った身体を抱擁したのは別の体躯。 「…ぎんとき」 耳元でくぐもる低い声。 馴染んだ感触、闊達な気概、ぴったりと添う肌と肌。 「…ぅ、あ」 ほのかに匂う、恋しい身体の持ち主。 黙ってくちづけてくる狂おしい唇。 ついばむやり方も舐めてくる順序も昔どおり。 「っ…た、かす…?!」 名を呼ぼうとして、途中で息が詰まった。 欲しくてたまらないソコへ、熱い雄の猛りを宛てがわられる。 「挿れるぜ。ぜんぶ呑みこみな」
─── ……ッ、 カラクリとは違う、欲の滴るような生身の脈動が伝わってくる。 焼けつくような熱塊が銀時の尻穴に埋め込まれ、腸壁を押し開いていく。 のたうつ身体を快楽の衝撃が串刺しにした。
続く |
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