12月20日発売ジャンプ銀魂のネタバレあります
知りたくない方、コミックス派の方は読まないでください
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銀ちゃんたちの忘年会をしてる居酒屋は『謙信』という店らしい。
それはともかくとして、その店の前を歩いてる人たちがですね、町民の二人連れらしいんですけど、どっちも着物に襟巻きしたチョンマゲの男性で、彼らは互いに肩を組んでるんですね。その表情が、とても気持ちよさそうに顔を赤らめて二人して笑ってるわけです。
まあそれだけなら酒に酔って気分よく歩いてんのかなって思いますけど、さらに画面をよく見ますと、もう一組、男性同士でガッツリ肩組んで…というか、もうヒシと抱き合って肉体を半分以上くっつけあって何があってももうお前から腕を離さないぞ、みたいな、お熱い光景が当たり前のように描かれているんです。
それを、さも問題にするほどのことじゃないというように目にも入れてない男性通行人も描かれていてですね、いったい彼らの江戸はどうなっているのかと。銀ちゃんの住まう、かぶき町は男の二人連れが熱く熱く往来で肩を組んで愛の語らいをしながら歩いていても誰も何にも問題にしてないじゃないかと。私にはそういう江戸風俗が見てとれたわけです。
つーことは、つまり、銀ちゃんが土方さんと肩組んで歩いてても周りは誰も気にしないってことだよね。お酒飲んで赤い顔して互いの首に腕まわして幸せそうに笑いあっていても全然なんの違和感もない慣習ってことでしょう?もうさ、この分だと銀髪天然パーマと前髪ターンAが道端でキスしてても誰一人として気にしないんじゃないかな。静岡で道端にミカンが木から落ちて転がってても誰も目にも留めないのと一緒だよ。半分着物が脱げて赤い顔して舐めたり吸ったり噛みかかったりしてても、きっと珍しくもなんともないからスルーされるだけだよ。男の純情に寛容な世界でよかったね銀ちゃん。たくさん男たちと愛をはぐくんでください!
ただし例外はあるよね。
銀ちゃんが高杉とイチャイチャしたら大騒ぎだ。
いや男同士というのはどーでもいい。
相手は指名手配犯だからね。そこだからね。
いくら銀ちゃんが酔に任せて男の首に齧りついていたとしても、高杉晋助様は公儀中枢から追われる身。銀ちゃんと公認の仲になる道端愛は絶対無理。銀ちゃんを攫って人目のないところで独占でもしないかぎり、心置きなく抱きついたり愛を交わしたりすることはできない。
だから私は高杉に提案したい。
変装したまえ。
さすればバレない。
公道で堂々と銀ちゃんとスキンシップしながらキスできる。
そうするには左眼の包帯を、右眼に換えるだけ。
左眼を出して、右眼を隠したら、きっと巧くいくよ!
江戸は恋人たちに優しい町だ。
是非今度、それでトライしてみてください。
そうして江戸の飲み屋街を銀ちゃんと赤い顔で肩組みながら千鳥足で歩いてください。
銀ちゃんに呼び込みかける呼びこみのバイトにガンつけてください。
ふらふらしながら「ククッ…もう一軒いくぞ銀時ィ」とか、呂律の回らない舌で誘ってみてください。
きっと銀ちゃん墜ちると思います。
[5回]
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